今年もタイワンツバメシジミの季節になりました。保全地では順調に発生しています。ただ残念なことに、タイワンツバメシジミが発生していた保全地近くのスギ伐採跡地で、ちょうどシバハギが満開のときに除草作業が行われました。除草しないとシバハギは育ちませんが、除草時期が最悪でした。シバハギの花や若い実に付いていたタイワンツバメシジミの卵と幼虫も一緒に刈られ、シバハギも種を付けることができなくなりました。これがタイワンツバメシジミが絶滅危惧Ⅰ類になってしまった大きな原因の一つのようです。
タイワンツバメシジミ
シジミチョウ科
環境省レッドリスト-絶滅危惧IB類(日本本土亜種)、IA類(名義タイプ亜種・琉球亜種)
本州(和歌山県のみ)、四国、九州に分布し、現在は、食草のシバハギの生える人為的に管理された丈の低い草原に生息する。成虫は年1回、8月下旬~9月頃に出現する。普通に見られるツバメシジミと非常に似ているが、後翅裏面の4つの黒点が目立つことが大きな特徴。草原環境の放棄によって大きく減少しており、各地で保全活動が進められている。
認定NPO法人
日本チョウ類保全協会
Japan Butterfly Conservation Society
Tel : 03-3775-7006
HP :https://www.savebutterflies.jp/
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